コラム
Column
こんにちは。
駒込駅近くの歯医者【駒込おとなこども歯科】です。
「歯がズキズキ痛む」
「冷たいものや熱いものがしみる」
このような症状がある場合、むし歯が神経まで進行している可能性があります。
むし歯が進行すると抜歯が必要になるケースもありますが、「根管治療(こんかんちりょう)」を行うことで、歯を残せる可能性があります。
今回は、 根管治療の必要性や治療の流れ、成功させるためのポイント について詳しく解説します。
根管治療とは、歯の内部にある神経や血管(歯髄)が細菌に感染した場合に、それらを取り除いて歯を残すための治療です。
歯の根の中を清掃・消毒し、薬剤を詰めて密封することで、感染の拡大を防ぎます。
根管治療が必要なケースは、主に以下のような場合です。
✔ むし歯が進行し、神経まで達している
✔ 神経が炎症を起こし、強い痛みがある
✔ 過去に治療した歯の根が再び感染した
✔ 歯をぶつけて神経が死んでしまった
根管治療は、 「歯をできるだけ残す」ための重要な治療法 であり、適切に行えば、抜歯をせずに歯を長く使い続けることが可能です。
根管治療が必要になると、次のような症状が現れることがあります。
神経に炎症が起こると、何もしていなくてもズキズキと痛むようになります。
痛み止めが効かないことも多く、放置するとさらに悪化する可能性があります。
むし歯が象牙質を超えて神経に近づくと、冷たいものや甘いものがしみるようになります。
さらに進行すると、 熱いものにもしみるようになり、歯の神経がダメージを受けている可能性が高まります。
感染が広がると、 歯ぐきが腫れたり、膿が出たりすることがあります。
この状態を放置すると、周囲の骨が溶けてしまい、最終的には抜歯が必要になることも。
早めの治療が大切です。
根管治療は、 複数回の通院が必要になることが多いですが、しっかり治療することで歯を長く残すことができます。
まず、むし歯に感染した部分を削り、根管(歯の根の中)にアクセスできるようにします。
このとき、必要以上に歯を削らないことが重要です。
専用の器具を使い、感染した神経や血管を取り除きます。
この工程が不十分だと、細菌が残って再発のリスクが高まるため、丁寧な処置が必要です。
歯の根の中は非常に細く、複雑な形をしています。
そのため、専用の器具を使って丁寧に洗浄し、細菌を徹底的に除去します。
根管内を消毒した後、薬剤を詰めて密封します。
この密封がしっかりしていないと、再感染する恐れがあるため、精密な処置が求められます。
根管治療を行った歯はもろくなりやすいため、被せ物(クラウン)を装着して補強します。
これにより、歯が割れたり欠けたりするのを防ぐことができます。
痛みを我慢して放置すると、治療が難しくなり、抜歯が必要になるリスクが高まります。
少しでも異変を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。
根管治療は1回の治療では終わらないことが多いです。
途中で通院をやめてしまうと、歯の中で細菌が繁殖し、再感染のリスクが高まります。
必ず最後まで治療を受けましょう。
根管治療を行った歯は、再発のリスクがゼロではありません。
定期的に歯科医院でチェックを受け、適切なケアを続けることが大切です。
根管治療は、むし歯が進行しても歯を残せる可能性がある大切な治療です。
適切に処置を受けることで、抜歯せずに歯を長持ちさせることができます。
駒込駅近くの歯医者【駒込おとなこども歯科】では、 精密な根管治療を保険診療で提供 しています。
「歯が痛い」「むし歯が進行しているかも」と感じたら、 できるだけ早めにご相談ください。
当院は、JR山手線「駒込駅」から徒歩5分、東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩2分と好アクセスの歯科医院です。
お車でご来院の方は、路上パーキング(パーキングメーター)をご利用ください。