コラム
Column
こんにちは。
駒込駅近くの歯医者【駒込おとなこども歯科】です。
「歯が少ししみるけれど、まだ大丈夫」
「痛くないから、むし歯があっても放置してしまう」
このように、むし歯を放置していませんか?
むし歯は自然に治ることはなく、放置すると進行し、最終的には抜歯が必要になることもあります。
痛みが出てからでは治療の負担も大きくなり、健康な歯を維持することが難しくなってしまうのです。
今回は、むし歯の進行段階ごとの症状と、適切な治療法について詳しく解説します。
むし歯は進行の度合いによって、5つのステージに分けられます。
それぞれの段階に応じた症状と治療法を見ていきましょう。
この段階では、歯の表面が白く濁ったように見えます。
むし歯菌が作り出す酸によってエナメル質が溶け始めていますが、まだ穴は開いていません。
✔ 痛みやしみる症状なし
✔ フッ素塗布や適切なブラッシングで進行を防げる
【治療法】
歯を削る必要はなく、フッ素塗布や歯磨き指導によって再石灰化を促します。
エナメル質がさらに溶け、黒や茶色に変色することがあります。
この段階ではまだ痛みを感じないことが多く、自覚しにくいのが特徴です。
✔ まだ痛みはほとんどなし
✔ 冷たいものがしみることがある
【治療法】
むし歯が小さい場合は、削らずにフッ素塗布で経過観察することもあります。
進行が見られる場合は、最小限の範囲を削り、白い詰め物(レジン)で修復します。
むし歯がエナメル質を突破し、象牙質に達すると、歯がしみたり、軽い痛みを感じたりすることがあります。
✔ 冷たいものや甘いものがしみる
✔ むし歯が進行するとズキズキ痛むことも
【治療法】
この段階では、むし歯部分を削り、詰め物(コンポジットレジンやインレー)で修復します。
進行が進むと神経に影響が及ぶため、早めの治療が必要です。
むし歯がさらに進み、歯の神経(歯髄)まで感染すると、強い痛みを伴うことが多くなります。
✔ 何もしなくてもズキズキ痛む
✔ 熱いものがしみる
✔ 痛みが強すぎて眠れないことも
【治療法】
ここまで進行すると、神経を取り除く「根管治療(こんかんちりょう)」が必要になります。
根管治療では、歯の内部を徹底的に清掃・消毒し、詰め物をして密封します。
適切な治療を受ければ、歯を抜かずに残せる可能性があります。
歯の大部分が崩壊し、根だけが残った状態です。
神経がすでに死んでいるため、一時的に痛みを感じなくなることもありますが、放置すると膿がたまり、歯ぐきが腫れて再び激しい痛みが生じることがあります。
✔ 痛みを感じないが、放置すると歯ぐきが腫れる
✔ 膿がたまり、口臭がひどくなることも
【治療法】
歯の根の状態によって、抜歯が必要になるケースが多いです。
抜歯後は、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの治療法を選択することになります。
むし歯は放置するとどんどん進行してしまうため、予防が最も大切です。
✔ 毎食後の歯磨きを心がける
✔ フロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間の汚れを落とす
✔ フッ素入りの歯磨き粉を使用する
むし歯は早期発見・早期治療が重要です。
自覚症状がなくても、 3~4ヶ月に1回の定期検診を受けることで、むし歯の進行を防ぐことができます。
✔ 間食の回数を減らす
✔ 糖分の多い飲食物を控える
✔ キシリトール配合のガムを活用する
むし歯は 放置するとどんどん進行し、最終的には抜歯が必要になることもあります。
しかし、初期の段階で発見できれば、最小限の治療で済みます。
駒込駅近くの歯医者【駒込おとなこども歯科】では、患者さまお一人お一人に合わせたむし歯治療と予防ケアを提供しています。
痛みがなくても定期的なチェックを受け、健康な歯を守りましょう!
当院は、JR山手線「駒込駅」から徒歩5分、東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩2分と好アクセスの歯科医院です。
お車でご来院の方は、路上パーキング(パーキングメーター)をご利用ください。